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2015年9月8日火曜日

日本ガイシ前社長が禁固刑か?

日本ガイシが自動車向け排ガス浄化装置の販売について、米司法省から米独占禁止法違反(カルテル)の疑いで調査を受け、有罪を認めて罰金約6500万ドル(約78億円)を支払う司法取引に応じた、ことが報じられている(日経2015年9月4日)。これに関連して、日本ガイシの前社長(現在 相談役)は2002年から2007年まで、排ガス浄化装置を扱うセラミックス事業本部長を務めており、調査に非協力的だったこともあり、他の2名とともに免責されなかった模様とされている。
下記は、「化学業界の話題」というタイトルのブログであるが、カルテルに詳しい。
http://blog.knak.jp/2015/09/post-1597.html
日本人で禁固刑を受けたのは、今の所34名とのことであるが、それ以外の人も多く、起訴されているが、日本から出国しないと「海外逃亡」ということで、時効中断となるらしい。時効中断ということは、いつまでも国外に出れないということだろう。
いずれにしても、日本人の社長を含むホワイトカラーが、米国で禁固刑になるというのは異常事態である。会社のためにやったことだと考えられるが、そのために海外の刑務所に入るのは何とも情けない。禁固刑覚悟でやったことなら仕方ない。しかし、そういう法律が米国にあることを知らない社員も多いのではないか。
カルテルは絶対やってはいけないという社員教育はできているのか? それをはっきりさせずに社員にやらせていたのであれば、大きな問題。


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