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2018年7月27日金曜日

日本企業の研究開発費

昨日「研究開発費、企業の4割「最高」 車関連けん引、 今年度本社調査 12.4兆円、9年連続で増加」という記事が日経に掲載されました。(日経、2018年7月26日)
この記事によると研究開発費予算の上位10社は次の通りです。


記事によると、この10社以外に三菱ケミカルホールディングが1600億円(15.2%増)、ダイキン680億円(9.5%)と記載されています。247社の研究開発費予算の合計が12兆4789億円とのことですので、この12社合計の5.2兆円で、なんと全体の54%を占めます。

上記のリストの上位4社は自動車会社です。その合計はこの12社合計の55%で過半数を占めます。パナソニック、ソニー、日立などそれ以下の企業についても、車載関連の電装品の占める割合が大きいのではないでしょうか。ということは、上位12社の7,8割が自動車関連の研究開発費とみてもよいかもしれません。

247社の研究開発費予算の合計が12兆4789億円ですので、12社以外の会社が235社の平均額は1社308億円で、当期の増加額の平均は1社あたり10億円です。

これを見ると日本の経済が自動車産業で持っているということが良く分かります。日本企業の研究開発費は、この上位12社に偏在しています。これらの会社がこけたら、日本経済も危うい状況と言えるでしょう。

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