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2015年7月15日水曜日

投資家との対話と伊藤レポート

またまた、伊藤邦雄(一橋大学)先生の話を聞いた。青山学院の第13回「会計サミット」

日経の「大機小機」に書かれたということであるが、安倍ミックスに擬えて、
第一の矢:スチュワードシップ・コードの策定
第二の矢:伊藤レポート
第三の矢:コーポレートガバナンス・コード
(ここまで伊藤レポートを持ち上げすぎとは思われます、、)
日本企業には次の2つの顔がある、、
・WEF (World Economic Forum)でCompany of Innovationなどに選ばれる優良企業
・ROEが低いパフォーマンスの悪い企業
後者をなんとかする必要がある。

企業と投資家は企業価値の「協創者」である。
株式は「保証」のない商品であるからこそ、企業と投資家の夢の共有ができる。
日本企業は、生産効率を高めるのは得意であるが、資本効率は考えてこなかった。
対話の第一類型:企業と投資家のコミュニケーションを通じて、相互理解を促進
第二類型:解決すべき課題を設定し(engagement agenda)、議論と対策の立案
対話での留意事項:経営者がインサイダー情報を出すと、機関投資はトレーディングできなくなる。
コーポレートガバナンスは、自律と他律のバランス
自律の要はCFO (CEOという話もあるが、、手前味噌的)
他律は独立社外取締役

伊藤レポート第二弾として、下記の2つの分科会を設置(経済産業省)
1. 株主総会のあり方検討分科会
2. 企業情報開示検討分科会(伊藤先生が座長)

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